代表挨拶
建築家、一級建築士事務所アトリエアム株式会社代表取締役所長。HOPグループ代表CEO。
石出 和博 Kazuhiro Ishide
北海道産業短期大学建築学部卒。
1973年、藤田工務店入社、宮大工の技術を学ぶ。1984年、一級建築士事務所アトリエアム創業、気鋭の建築家 集団を率い全国で作品を発表。1996年、林野庁と北海道の支援を受け、国産材の確保から製材、設計、建築までを協業化した新しい住宅供給システムHOP(ハウジングオペレーションアーキテクツInc.)を設立、育て上げた。
- 主な受賞
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1997年 グッドデザイン北海道受賞 2000年 北洋インベストメントアントレプレナー大賞受賞、北の起業家奨励賞受賞(札幌商工会議所) 2001年 林野庁長官賞受賞(木材供給システム優良事業) 2006年 経済産業大臣賞受賞(消費者志向優良企業) 2010年 JapanVentureAwards環境特別賞 - 著書
- フォトエッセイ集「こころ紀行」(1999年刊)、家を建てる前に読む本「ハウスドクター診察室」(2005年刊)、石出和博とアトリエアムの世界(2008年刊/ART BOX社)、美しい日本の邸宅(2014年刊/幻冬舎)がある。
骨董品たり得る建築
現代的な先端の感性に伝統の様式美を調和させ、命を吹き込むデザイン・企画力、そしてそれを建築に生かす人の優しさと技術力。 設計から施工まで物づくりに対する一貫した考え方が一つの建築作品をつくり上げます。 生きた空間づくりには、本物の素材だけが持つぬくもりと質感を欠かすことはできません。 素材選びの確かさ、そしてそれを使いきる技術力の確かさが、本物の建築を成り立たせるのです。 骨董品になり得る建築。それが私達の目指す建築哲学といってもいいでしょう。
15年も経つとガタガタになってしまう現在の住宅事情の中にあって、本物を残そうとするエネルギーが必要だと思います。今つくっている建築が50年後に文化となりえるかどうか。文化がないといって嘆く前に、自問してみる必要がありそうです。世界に卓越する建築、工芸の伝統が日本にはあります。それを次世代へと受け継いでいくには、日本建築の魅力を伝え、 現代の洗練された感性へと融合させること。 そういう本物の建築をつくり続ける必要があると考えております。
日本の文化・芸術に寄与「Art・Architecture」をコンセプトに、建築にアーティスティックな試みを投入し、次の時代をつくっていく新しい提案体を目指してまいります。